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1st nice bow of guide season

Master Fishcamp

更新日:2022年5月23日

今日は最初のナイスなレインボーでした。




ガイドした川は5月のメイフライとカディスのハッチが大盛り増量中。

中小型は盛んにライズしていて、ライズフォームもハッチに合わせたものが多く、

流下している虫、エサにしている虫、それを見極めながら

フライを選択して、トラウトを攻略していきます。


確かに大物はまだ深場から浅場へ、表層へとは動きにくい時期です。

ですからローカルのエキスパートも、あるいはそれを聞いている釣り人も、

川底をさらうようにニンフィングが多いですね。


僕も散々とまでは言いませんが、ビーズ玉をコロコロ川底転がして大物…

なんて釣り方を記事にして紹介したのはもう15年以上も前でした。

ですが、ああいう釣りをガイドではやらない。

なぜならもっとエキサイティングで、なおかつ

満足度の高いフライフィッシングで、十分に楽しめるトラウトが釣れるから。

その釣り方、川の読み方、狙い場所を教えるのが

一流ガイドの仕事で間違いないはず。

川とマスを十分に知らないと難しいだろうなぁとも思います。


状況と流れを読み、大きなトラウトの付く場所を季節、水温ごとに絞り込みます。

流れが広くなり、強い流心と、緩く深い副流心ともいうべき流れに分かれていました。

普通のニジマス大物狙いなら、緩い方は無視するケースが多いと思います。

しかし、まだ大物は流心の底ばかりではない時期。

ゲストに緩い方も流してもらいました。

フライは中型のセッジパターン。

この川のこの区間では、月曜からすでにカディスがかなり出ていたのです。

ごく少数ですがヒゲナガも。



ダウンクロスで深みにフライが沈み、横のスイングの動きをし始めた瞬間、

ラインがビュッと音を立てて、下流へと引っ張られていきます。

ロケットのようなレインボーが突進していきます。

突撃ロケット・レインボーでしたので、

ゲストはあぶなくリールハンドルで指を骨折するところでした(ちょっと大げさ)。

それにしてもいいファイトぶりで、右に左にと突進を繰り返しました。

指をはじかれたのはアラスカのキング以来というゲスト。

「この時期にこんな釣りが楽しめるのだから、最高ですよ」


ジャンプをしないのでもしや?と思っていた通り、

ネットに収まったのはやや鼻曲がりのオス。

産卵ダメージもなく、ヒレも伸びて(割れていない)レインボーでした。

ネットももちろんリリースネット。

米国のガイドはみなラバーネットみたいですね!


今年はシーズン初期から水位、ハッチがベストになりつつあるというガイド話でした。



(続き)






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